一々のはなのなかよりは
三十六百千億の
光明てらしてほがらかに
いたらぬところはさらになし

一々のはなのなかよりは
三十六百千億の
光明てらしてほがらかに
いたらぬところはさらになし
(『註釈版聖典』P.563)


このお言葉は浄土真宗の宗祖、親鸞聖人がお示しになられた『浄土和讃』というお書物の中のものです。

お浄土で咲いている蓮華の花は「百千億枚の花びら」を持ち、その花びら1枚1枚が青い色や白い色、黒、黄、赤、紫の6つの色をしています。

その6色で輝く花びらたちが他の6色の花びらとお互いを照らしあい、そしてその輝きが百千億枚の花びらそれぞれで照らしあうことで、「三十六百千億」というほどに数え切れない色の光を放っています。

それぞれの花びらのそれぞれの色が、その存在をお互いに尊重しあい敬いあいながら、違いを超えて受け入れあい、本当にたくさんの輝きであふれている。

その輝きは、まるで雲一つない空が広く晴れわたるかのように、やさしく暖かく、全てのものに至り届き、あらゆるものを等しく照らしてくださっている。

そんなお浄土のお用きを親鸞聖人が讃えてくださっています。