同じ一日なら    

こんにちは、副住職です。

本日も西岸寺のホームページにようこそお参りくださいました。

よく聞く言葉で「泣いても笑っても同じ一日なら、笑っていこう」というのがありますよね。

泣きたいほど悲しいことやつらいことがあっても、それを乗り越えて前に進んでいこう、そんなニュアンス。

たしかにそれも分かります。

落ちこんでばかりもいられないし、そんなときでも目の前にはやらなければいけないこともあるし。

がんばって笑顔を作らないといけないときもあるかもしれません。

でも。

そうはいっても、チカラが入らないこともありますよね。

どうしても自分の「悲しい」「つらい」気持ちをごまかすことができないとき。

そんなときには私はこう思うことにしています。

「泣いても笑っても同じ一日なら、今日くらいは泣いたっていいじゃない」

とことん落ちこんで、泣いて。

無理やり前を向かなくてもいいと思うのです。

そのうちに気がついたら笑えていた、くらいがいいですよね。

 江東区扇橋にあるお寺
 浄土真宗本願寺派 西岸寺(さいがんじ)