いくらあっても心配で

こんにちは、副住職です。

今日の午前中は千葉県の船橋市のほうでお勤めでした。

船橋市には馬込霊園がありますし、近くの松戸市には八柱霊園もあるので、よく行く方面です。

お参りに伺う場合、私は基本的に電車やバスを使うことにしています。
事前に移動時間がきちんと見積もれるし、遅れることも少ないですよね。

でも馬込霊園や八柱霊園といった墓地や、ちょっと郊外にあるお宅へのお参りは、最寄り駅からのバスの本数が少なかったりするので車を使わなければいけないこともあります。

車での移動のときでも、もちろん事前にGoogleマップで移動時間を見積もっていくのですが、出発前にはすんなり着きそうな状況でも突如として渋滞に巻きこまれたりして、本当に焦ります。

なので、車を使うときには事前の見積りの3倍の時間をとるようにしています。
30分見積りなら1時間30分です。

この設定で今のところ時間に遅れたことはないですのが、一度だけ、墓地でのお参りで時間ギリギリになってしまって(いろいろな意味で)冷や汗をかいたことがあります。

千葉方面だったのですが、ちょうど夏休みの時期で遊びに出かける方がたくさんいるし、高速道路も渋滞するのが分かっていたので、40分見積りのところ3時間前に出発しました。

「さすがにこれだけ余裕を持っていれば大丈夫、早めに着いて気持ちを落ちつけてからお勤めをさせていただこう!」

そんなふうに思っていたのも10分ほど。
どんどんどんどん車が増えてきて、あっという間に大渋滞、車がほとんど動かなくなってしまいました。

まったく動かなくなってしまうことはなかったのですが、じりじりとしか動かない車の中で「予想どおりとはいえ、いや、まいったな~」とまだ余裕だったのですが。。。

じりじり状態が1時間も続いてくると、さすがに焦ってきました。
余裕だった時間がどんどん食いつぶされていくし、しかもクーラーをつけていたとはいえ直射日光ががんがん入ってくる車内は暑くて暑くて。

熱中症にならないように多めに買いこんでいたスポーツドリンクをがぶがぶ飲みながら、ナビに表示されている到着予定時刻と時計と交互ににらめっこです。

2時間ほどノロノロじりじりが続いたとき、ようやく車がスムーズに動きだしました。
この時点で開始時刻まで1時間のところ、ナビの到着予定時刻によると、あと40分かかると出ています。

「これはやばい!次にちょっと渋滞したら遅刻しちゃう!」と、もう焦りまくりで、まず願人さまに一報を入れます。

そしてこれ以上トラブルがあってはいけないので、はやる気持ちを抑えて、こんなときこそ安全運転です。

ひたすらに道を進んで、やっとの思いで墓地が見えた時点で約束の時刻まで15分。

「あともう少し、なんとか間に合った-!」と少し安心したら、スポーツドリンクをたくさん飲んでいたおかげで、それまで意識していなかったトイレの我慢も限界なことに気がつきました。

いろいろな意味で焦りながらもなんとか墓地に到着!
急いでトイレに駆けこみ、気持ちを落ちつけて、身なりを整えて、あらためて墓前でお参りをさせていただきました。

何度かご縁をいただいていた願人さまでしたので、ギリギリの到着になってしまったことの顛末もいっしょに笑っていただけましたが、やっぱり時間には余裕を持つに越したことはないですね。
さすがに40分見積りのところを3時間かかることはあまりない、というか、あったら困るのですけども。

そして、いつもはあまり意識しませんが電車やバスの時刻通りの運行は普通じゃないなぁと、あらためて公共交通機関のすごさ、ありがたさを感じたご縁でもありました。

本日も西岸寺のホームページにようこそお参りくださいました。

 江東区扇橋にあるお寺
 浄土真宗本願寺派 西岸寺(さいがんじ)