使いこなせば百人力
こんにちは、副住職です。
以前、お参りに伺うときには基本的に電車やバスを使っていることをお話ししたことがありますが、このとき「これがないともう話しにならない!」という必須アイテムがあります。
それはスマートフォンの地図アプリです。
代表的なものとしては「Googleマップ」や「Yahoo!マップ」がありますね。
これは本当に便利で、このアプリが無かった時代の先輩方はどうしていたんだろうと思います。
お参り時間から逆算して、どの路線のどの駅に何時何分について、そこからどのバスに乗り継いで、どの停留所で降りて、そこから歩いてどのくらいなのか、などなどを地図と時刻表とをにらめっこしながら考えていたのかと思うとかなり大変ですよね。
アプリでは出発地と目的地のそれぞれの住所、そして到着時間を入力すればあっという間に最適なルート設定を出してくれます。
あとはそれに従って乗り継いでいくだけ。すごい!
先日も、もちろんアプリで設定されたルートでお参りに伺っていました。
場所がちょっと分かりにくい方もいらっしゃるかもしれないので申し訳ないのですが、具体的には北千住駅で東武スカイツリーラインからつくばエクスプレスに乗り換えの必要がありました。
東武スカイツリーライン車内で乗り換えの確認をしようとアプリを見ていたら、あるポイントに「ん?」と思いました。
北千住駅での乗り換え所要時間が「5分」と出ていたのです。
「5分・・・短くないか?!」不安が頭をよぎります。
普通に考えても私の中ではこの乗り換えが5分というのはちょっとギリギリな感じなのですが、そもそも骨折してからは階段を駆け上がったり駆け下りたりするどころか、エレベーター、エスカレーターがないと動けないので、よけいに時間がかかります。
一本遅い電車にしてもよかったかもしれませんが、最寄り駅から歩くのも時間がかかるようになってしまっているので、なるべくなら予定の電車に乗りたい!と、北千住駅に到着した瞬間にドアから飛び出して、ひいひい言いながらできるだけ急いで移動しました。
結果は・・・本当に本当のギリギリでした。
乗った瞬間に背中でドアが閉まった感じですね。
ここまでギリギリの設定でルートが出てきたことが今までなかったので油断していました。
間に合ってよかった。。。
後日、アプリをいじっていたら、なんと「歩く速度」が設定できることを発見しました。
「Yahoo!マップ」なのですが、歩く速度が下記から選べるようになっていました。
・急ぐ(乗り換えルートを熟知している)
・普通(乗り換えルートを迷わず移動できる)
・少しゆっくり(案内表示を見て移動できる)
・ゆっくり(切符購入やベビーカーを利用する)
とあります。すごい!
これだけ選べるのであれば、いろいろな状況の方が使いやすいだろうなと感心しました。
私の状況(重い荷物を持てないため、お参りの道具一式はキャリーバッグに入れて転がしています)では「ゆっくり」を選べば、少し時間の余裕がある設定になるみたいですね。
どんなに便利なものでも、やっぱり使い方次第だなぁと当たり前のことを実感したできごとでした。