ノスタルジーと運動会
こんにちは、副住職です。
関東地方も梅雨入りしましたね。
少し肌寒い日が続いていますが、みなさんご自愛ください。
梅雨に入る少し前、子どもの運動会を見にいってきました。
お寺さんあるあるなのですが、基本的に土曜日や日曜日はご法事のご縁をいただくことが多いので、こういった行事にはなかなか参加できません。
去年もやっぱり見にいくことはできなかったのですが、今年は夕方の時間でのご縁だったので、途中まで見ることができました。
真ん中の子が小学校5年生、一番下の子が小学校3年生ということで、2人いると参加競技も多く、見ているこちらも忙しいですね。
小学校だと1年生から6年生までの年の差があるので、子どもたちみんなを通して世代ごとの成長が感じられて面白いです。
1年生はまだまだ身体の小さい子も多くて、つい先日まで保育園や幼稚園に行っていた子たちが駆けっこやダンスを一生懸命やっているのを見ていると、とても微笑ましくて、なんだかついつい笑ってしまいます。
6年生になると、もう本当に背も大きくて、動作一つ一つがしっかりしているので、もう本当にお兄ちゃん、お姉ちゃんなんだなぁとびっくりしてしまいます。
我が家の子どもたちも成長が感じられてとても嬉しくなりました。
保育園に行っていたころは2人ともなかなか自分を出すことができないタイプだったのですが、そんな子が応援団をやったり、リレーの選手として走ったり。
少しずつゆっくりでいいので、自分に自信を持って大きくなっていってほしいものです。
そんなこんなで成長していくたくさんの子どもたちのがんばる姿を見ていたのですが、そのうちなんだか「じーん」としてしまいポロポロと泣けてきてしまいました。
私は転勤族だった父の仕事の関係で、小学校を4回変わっているのですが、長いところで2年間、一番短いところは1学期しか行かなかった学校もあります。
だからか小学校のときの運動会はまったく覚えていないので、泣けてしまうのはそういう自分自身のノスタルジーもあるのかもしれません。
このあいだ真ん中の子とお風呂に入ったときに「1年生のときの運動会って覚えてる?」と聞いてみたら、とてもはっきりと覚えているようで、あんなダンスをやった、こんな競技をやった、と楽しそうに話してくれました。
そんなふうにずっと覚えていられるような楽しいことがこれからもたくさんあるといいねぇと話しながら、またもやホロリときてしまった、そんなお風呂タイムでした。