出偶えた喜び(1)
こんにちは、副住職です。
先日の更新で、小学生になる前くらいの男の子から「仏教が好き」と声をかけてもらったことをお話ししました。
そうしたらメールフォームから感想をいただきまして「そんなに小さな子なのに仏教というものを知っていてすごいですね」とのことでした。
私もそう思います!
なにしろ私自身は2013年に44才(正確には44才の誕生日の一ヵ月前)でお坊さんになるまで仏教にふれる機会がほとんどなかったので、小さなうちから仏教にふれているだけでなく、好きだといえることがすごいなぁと思います。
そんな私ですが、44才という年齢でお坊さんになるという経歴がわりと珍しがっていただけるようで、お参りに伺ったときに「なんでお坊さんになったのですか」と興味を持っていただいて、そこからいろいろなお話しをさせていただけることもあります。
そもそもとして、結婚したお相手がお寺のお嬢さんであったことがありますが、私自身は普通のサラリーマン家庭で育ちましたし、お坊さんになるまでは、それこそ親戚のご法事ごとで数年に一度はお寺には行ったことがあるくらいです。
結婚するときにも、お寺を継いでほしいということもまったく無かったですし、私自身も一般企業に勤めていましたので、そんなことは本当にこれっぽちも考えていなかったのです。
だから自分でもまさか今こうしてお坊さんとして生きているなんて、どうしてこうなった?!と思います。
それこそいろいろなご縁があったのだと思いますし、今思えばまさに阿弥陀さまに導かれていたのだと思うこともあります。
このあたりのことは自分にとってとても大切なご縁ですし、良い機会なので、次回から少しばかりなぜお坊さんになったのかを振り返ってみたいと思います。
自分語りみたいで申し訳ありませんが、よろしければお付き合いください。