いつでもどこでも一緒

こんにちは、副住職です。

先日投稿した「同じ一日なら」を読んでくださった方が「そうはいってもついつい我慢しちゃいますよね、泣くのはなんとなく恥ずかしいし」とおっしゃっていました。

たしかに泣くのは少し恥ずかしいと感じることもありますね。
あとは自分に負けた気がして悔しかったり。

そもそも

「我慢しなさい」

「泣かないで」

「強くならなきゃ、強くなりなさい」

こんなふうに私たちはついつい言ってしまいがちだし、言われがちです。

泣きたいときにそんなことばかり言われても、余計につらくなってしまいますし、泣くに泣けなくなってしまいます。

でも私たちには、一緒に悲しみ、一緒に苦しみ、一緒に泣いてくださる仏さま、私のいのちを一緒に生きてくださっている阿弥陀さまがいてくださいます。

「つらいし、悲しいね」

「泣きたいよね」

「強くならなくてもいいんだよ」

やさしい慈悲のお心に包みこまれたとき自分の気持ちに素直になれる、自然に泣くことができる。

そして阿弥陀さまの智慧の光で照らされることで、

「つらいことや悲しいことはたくさんある」

「泣きたいときもたくさんある」

「だけど、それでも元気だしていこう!」

そんなふうに思える、笑うことのできる勇気をいただけるのではないでしょうか。

いつでもどこでもどんなときでも私たちと一緒の仏さま、それが阿弥陀さまです。

 江東区扇橋にあるお寺
 浄土真宗本願寺派 西岸寺(さいがんじ)